Since1922 地理学とともに歩む
ホーム > 森の生態史

森の生態史

北上山地の景観とその成り立ち

森の生態史

生態学から民俗学まで、北上山地を舞台に「森と日本人」とのかかわりの歴史を描く。

著者 大住 克博
杉田 久志
池田 重人
ジャンル 自然・生態・環境 > 生態
文化・歴史 > 考古学
出版年月日 2005/11/20
ISBN/JAN 4772214720
判型・ページ数 A5・228ページ
定価 3,850円(本体3,500円+税)
在庫 在庫あり
 

目次

第1部: 先史時代のできごとが景観の基盤をつくる
 (北上山地の地形/亜高山帯針葉樹林の成立要因/亜高山帯林の変遷)
第2部: 人の攪乱により森林と草地が複合した景観ができる
 (人為攪乱と二次的植生景観/土壌と土地利用/人為攪乱と野生動物)
第3部: 人が森林を利用し管理する
 (ミズナラ林の形成/山村における森林資源の利用史/人為攪乱に依存するアカマツ/マツタケと森林管理)
第4部: 人の社会の変化が森林を変える
 (近代における森林利用の変容/人と森林の関係の衰退/人と森林の関係の再構築)

このページのトップへ

内容説明

生態史=エコロジカル・ヒストリーとは、人間活動により変化していく自然生態系を追う新しい学問。自給自足時代のムラと森の関係、森の恵みを利用した森林文化と民俗、材木の乱伐とムラの衰退、そして自然遺産による地域づくりまで、北上山地の森を舞台に「森と日本人」のかかわりの歴史を描く。 編者以外の執筆者: 吉永秀一郎、岡本 透、大井 徹、桜井尚武、岡 恵介、正木 隆、吉村文彦、畠山 剛、野木宏祐

このページのトップへ

関連書籍

大陸と日本をつなぐ自然史

大陸と日本をつなぐ自然史

研究最前線の謎解きのおもしろさを堪能

 
寒冷アジアの文化生態史

寒冷アジアの文化生態史

人類はどうシベリアに進出していったのか?

著者:高倉 浩樹
 
 
森の日本文明史

森の日本文明史

なじみ深い樹木と日本文化の関係を検証

著者:安田 喜憲
 
森と草原の歴史

森と草原の歴史

「鎮守の森=原生植生」の定説を覆した本

著者:小椋 純一
 
 

このページのトップへ