津波と防災(繰り返す自然災害を知る・防ぐ2)
三陸津波始末
たくさんの記録からエピソードをひろい、三陸津波がどのようなものであったかを語る。語り継ぐべき大災害と防災の知恵を伝える。
著者 | 山下 文男 著 |
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ジャンル | 地球科学・防災 > 防災 |
シリーズ | 繰り返す自然災害を知る・防ぐ |
出版年月日 | 2008/09/20 |
ISBN/JAN | 9784772241175 |
判型・ページ数 | A5・172ページ |
定価 | 2,750円(本体2,500円+税) |
在庫 | 在庫あり |
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目次
第2章: 昭和三陸大津波
第3章: 昭和のチリ津波
第4章: 津波体験の「忘」と「不忘」
第5章: 津波防災を考える
付-1: 「丙申大海嘯溺死者諸精霊等」について
付-2: 「津波いろは歌留多」
コラム: 海嘯と津波/前兆現象を考える/津波石と津波カレイ/今村明恒博士と三陸海岸
内容説明
このシリーズは、一人一人身につけてほしい防災知識を過去の自然災害から学ぼうという趣旨で生まれた。語り継がれてきてはいるが,もう充分ということはない。まだまだ自然の猛威は,繰り返される自然災害として私たちを襲うのだから。教える側に立つ人にこそ読んで広めてほしい。 三陸には「津波てんでんこ」という言葉がある。「人のことはかまわずに、てんでんばらばらに早く速く逃げなさい」という教訓だ。津波からひとつでも多くの命を守ろうというこの言葉の意味は大きい。明治29年の「明治三陸津波」,そして昭和8年の「昭和三陸津波」から何が学べるのか。当時の災害記録やその後の防災対策の流れをたどる。