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家族と都市移住

家族と都市移住

高度経済成長期に多発した「挙家離村」について,広島県と北海道の一山村を事例に,移住家族の意思決定のメカニズムに迫る。

著者 関 孝敏
ジャンル 観光・地域・まちづくり > 社会学
出版年月日 2009/10/20
ISBN/JAN 9784772231282
判型・ページ数 A5・256ページ
定価 3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり
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目次

第1章:都市移住研究における「家族・親族」アプローチ-戦略概念の導入に注目して-(初期の都市移住研究における「家族・親族」アプローチ,「戦略的」家族・親族アプローチとその基礎概念・都市移住過程・都市適応過程)
第2章:都市移住家族の成立過程(都市移住家族の出身地域,都市移住家族の存在形態,都市移住の意思決定)
第3章:都市移住家族の定着過程(移住地の概況,移住家族の分布と住宅取得,職業生活,移住家族間のネットワーク,移住家族の地域生活,出身地域との交流,形態変化)
第4章:親族関係と都市移住の意思決定(対象設定と対象地域,都市移住パターンと親族存在,都市移住過程における親族機能)
第5章:親族関係と都市適応過程(都市移住者と移住パターン,親族分布と親族交際,都市適応の初期段階・進展段階,社会参加,出身地との社会的接触,都市移住の評価と定住意識)
第6章:都市移住をめぐる諸問題-社会学的意味に注目して-(「地域移動の側面」としての都市移住,社会変動の側面,地域社会研究の側面,社会過程の側面,ライフコースの側面)

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内容説明

移住家族は,1)どんな理由で村を離れ,2)どんな理由で移住先を選び,3)そこでどんな生活を送るのか。高度経済成長期に数多くの「挙家離村」がみられた広島県と北海道の一山村を事例に,老親の介護や子どもの教育,就職,結婚,出身村・親族との交際など,移住した家族のそれぞれの生活実態をふまえ,これまでの社会学研究において看過されてきた「移住家族の意思決定」のメカニズムに迫る。

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