目次
第2章: 1m深地温探査法の理論的考察
第3章: 測点網設定方法
第4章: 準備する人と物および作業工程
第5章: 1m深地温探査の測定の仕方
第6章: 1m深地温探査結果の解析の仕方
第7章: 1m深地温探査法の解釈の仕方
第8章: 1m深地温分布と諸地下水調査結果との対比
第9章: 「水ミチ」規模の推定法
第10章: 1m深地温探査の実施例
第11章: 国外での実施例
内容説明
地下水は層状のみならず「水ミチ」状に存在する部分もある。この「水ミチ」の中を流れる地下水(流動地下水)は地盤災害などに大きな影響を及ぼしている。本書は地盤災害の一例として地すべりをとりあげ,地すべり地内外の地下水の存在状態を現象的に検討し,浅層地温測定による「水ミチ」調査法の理論的考察,1m深地温探査法に関与する種々の因子の補正方法,同探査法の実施方法などについて述べる。