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怪異の風景学(シリーズ妖怪文化の民俗地理2)

怪異の風景学(シリーズ妖怪文化の民俗地理2)

「千と千尋の神隠し」に描かれた風景など、人々が「妖怪が出そう」と感じる風景に共通する謎を読み解く、ユニークな日本文化論。

著者 佐々木 高弘
ジャンル 文化・歴史 > 民俗学
シリーズ 妖怪文化の民俗地理
出版年月日 2014/10/02
ISBN/JAN 9784772285087
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
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目次

まえがき
1 怪異の見える風景
(1)三つの風景
(2)怪異を風景に見る人
(3)神話世界の風景
2 怪異の体験とことば
(1)多くの人が見た怪異
(2)ことばとしての怪異
(3)風景認識の三角形
3 妖怪の走る風景
(1)クビナシウマ 
(2)クビナシウマの文法
(3)どこを、どこから、どこへ
4 伝承集団の見た妖怪
(1)集落内を走る妖怪
(2)通過してゆく妖怪
(3)向かってくる妖怪
(4)出てゆく妖怪
(5)ルートを選ぶ伝承集落
5 頭のなかの妖怪地図
(1)伝承者たちの頭のなかの地図
(2)伝説の構造分析
(3)異話と二つの妖怪地図
6 妖怪の二つの場所
(1)夢想するフィールドワーク
(2)妖怪の聞き取り調査
(3)二つの場所 
7 『千と千尋の神隠し』に描かれた怪異世界の風景
(1)三つのなぞ
(2)近代の私たちと場所
(3)少女の引っ越し
8 怪異世界と心のなかの景観
(1)見えない風景の知覚
(2)恐怖の都市風景
(3)未知の領域との統合神話
9 現代日本人の怪異世界イメージ
(1)映画に描かれた「怪異の見える風景」
(2)廃墟とは―ピクチャレスクの審美眼
(3)廃墟に見たもの
10 廃墟と幽霊・怪異世界
(1)ハドソンリバー派
(2)日本の妖怪画革命
(3)民話に見る妖怪と遭遇する場所
11 現代の廃墟と近代化遺産
(1)近年の廃墟趣味
(2)裂け目としての廃墟と自己
(3)隠喩的風景と内的世界の歪み
12 妖怪の出没する場所と時代
(1)十八世紀後半という時代
(2)妖怪の語られる時とメッセージ
(3)切断された人間関係と場所

あとがき

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内容説明

宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」で引越しの最中に迷い込んだ異界が、明治~昭和初期の風景だったのはなぜか。鉄道員(ぽっぽや)が開拓の犠牲になった娘の幽霊と駅舎で遭遇するのはなぜか。首切れ馬が出現する地域・通過する地域・向かっていく地域に伝承が分かれるのはなぜか。

神話・伝説・映画・物語に描かれた風景を分析し、人々が「妖怪が出そう」と感じる風景の意味を探るユニークな日本文化論。首切れ馬が現れ、立ち去るルートからわかる藍産業地域の隠された歴史、廃墟や近代化遺産ブームの背景など。

2009年刊行の初版は多分野で書評紹介されて好評完売、重版に際してシリーズに収録した。

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