目次
はしがき
子 北欧神話の歴史地理―オーディンの供儀
(1)神話の謎
(2)神話と王権
(3)ヴァイキングの船葬墓と人身御供
丑 象徴化される生き物―オシリスの冥界
(1)シンクロニシティとエジプトの「神聖甲虫」
(2)心とシンクロするギリシアの蝶と物語
(3)ケルトの聖地と王権の誕生
寅 土蜘蛛と蛇―オホクニヌシの苦悩
(1)オシリスとオホクニヌシ
(2)女神プシケとヤマトトビモモソヒメ・イクタマヨリビメ
(3)土蜘蛛を追え
卯 星座の神話の風景―世界を守護する北極星
(1)ユングのコンステレーション
(2)都市の守護星―ベルン・テーベ・長安
(3)地域の守護星―妙見信仰と大内氏
辰 星座の伝承と古代都市―天界の模写と構築
(1)星座の擬人化と天人―風土記の神話
(2)大阪交野ヶ原の天の川
(3)星座と長岡京のコンステレーション、そして冬至
巳 神話世界の風景―信濃の山・川
(1)旧約聖書の原初的風景
(2)信濃の創造神話『信府統記』
(3)上田盆地の口頭伝承群
午 北欧神話の風景―ウプサラの樹と排水
(1)長野県の小盆地の伝承
(2)北欧神話の天地創造
(3)中つ国のことばと風景
未 洪水神話の環境知覚―災害認知の歴史地理
(1)中つ国へ語りかける神―メソポタミアの洪水
(2)神話伝承と環境知覚研究、
(3)ノアの箱船―『聖書』の洪水
申 洪水神話の構造と変容―伝説から神話へ
(1)世界の洪水神話―ギリシア・インド
(2)洪水神話の構造―中国
(3)京都府亀岡盆地に残る伝承群
酉 日本の洪水神話―失われた伝承
(1)神の怒り
(2)奈良盆地の王権起源神話
(3)滋賀県余呉湖の天人女房と鳥
戌 平安京の神話空間―疫病の神の登場
(1)六月晦大祓―白峯社にて
(2)平安京の大祓の場所
(3)疫病の神の登場
亥 永遠回帰の神話風景―想像された欠損と充足
(1)ガンジス川の降下
(2)帰還する神々
(3)神話世界の風景の意味
あとがき
索引
子 北欧神話の歴史地理―オーディンの供儀
(1)神話の謎
(2)神話と王権
(3)ヴァイキングの船葬墓と人身御供
丑 象徴化される生き物―オシリスの冥界
(1)シンクロニシティとエジプトの「神聖甲虫」
(2)心とシンクロするギリシアの蝶と物語
(3)ケルトの聖地と王権の誕生
寅 土蜘蛛と蛇―オホクニヌシの苦悩
(1)オシリスとオホクニヌシ
(2)女神プシケとヤマトトビモモソヒメ・イクタマヨリビメ
(3)土蜘蛛を追え
卯 星座の神話の風景―世界を守護する北極星
(1)ユングのコンステレーション
(2)都市の守護星―ベルン・テーベ・長安
(3)地域の守護星―妙見信仰と大内氏
辰 星座の伝承と古代都市―天界の模写と構築
(1)星座の擬人化と天人―風土記の神話
(2)大阪交野ヶ原の天の川
(3)星座と長岡京のコンステレーション、そして冬至
巳 神話世界の風景―信濃の山・川
(1)旧約聖書の原初的風景
(2)信濃の創造神話『信府統記』
(3)上田盆地の口頭伝承群
午 北欧神話の風景―ウプサラの樹と排水
(1)長野県の小盆地の伝承
(2)北欧神話の天地創造
(3)中つ国のことばと風景
未 洪水神話の環境知覚―災害認知の歴史地理
(1)中つ国へ語りかける神―メソポタミアの洪水
(2)神話伝承と環境知覚研究、
(3)ノアの箱船―『聖書』の洪水
申 洪水神話の構造と変容―伝説から神話へ
(1)世界の洪水神話―ギリシア・インド
(2)洪水神話の構造―中国
(3)京都府亀岡盆地に残る伝承群
酉 日本の洪水神話―失われた伝承
(1)神の怒り
(2)奈良盆地の王権起源神話
(3)滋賀県余呉湖の天人女房と鳥
戌 平安京の神話空間―疫病の神の登場
(1)六月晦大祓―白峯社にて
(2)平安京の大祓の場所
(3)疫病の神の登場
亥 永遠回帰の神話風景―想像された欠損と充足
(1)ガンジス川の降下
(2)帰還する神々
(3)神話世界の風景の意味
あとがき
索引
内容説明
北欧神話の世界樹、エジプト神話と日本神話に重なる昆虫モチーフ、星座神話の意味、天地創造と神婚神話、旧約聖書やインド・中国の洪水伝説、そして洪水が欠如した日本神話。各地の神話を時代性と地域特性のなかに置き直し、歴史学や考古学ではわからなかった古代の世界を描く文化論。