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ワンダーフォーゲル活動のあゆみ

学生登山の主役たち

ワンダーフォーゲル活動のあゆみ

山岳部とワンダーフォーゲル部はどう違う?活動の起源、活動内容、歴史的変遷など登山ブームに貢献した重要な役割りを描く。

著者 城島 紀夫
ジャンル 自然・生態・環境 > 自然ガイド
出版年月日 2015/08/08
ISBN/JAN 9784772290111
判型・ページ数 A5・222ページ
定価 2,750円(本体2,500円+税)
在庫 在庫あり
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目次

本書を推薦します  小泉 武栄
まえがき

第一章 学生登山のいま
    ワンダーフォーゲル部が主流に
    その他の公認サークルは
第二章 ワンダーフォーゲルとは
    部のホームページより
    山岳部との違いは
    なぜ、いつ日本に
    ワンダーフォーゲルの発祥伝説
    ドイツの青年運動だった
第三章 学生登山の歴史
    遠足部、旅行部の時代(一八七〇~一九〇九年)
    山岳部隆盛の時代(一九一〇~一九三九年)
    ワンダーフォーゲル部の時代(一九四〇~一九六九年)
第四章 大学ワンダーフォーゲル部の誕生
    戦前の勤労者ワンダーフォーゲル・奨健会
    戦前にあった大学生のワンダーフォーゲル
    現代ワンダーフォーゲルのはじまり
    新制大学の発足/大学の体育が必修化された
    新種目として公認されるまで
    ワンダーフォーゲルの父・春日井 薫
第五章 大発展のあしあと
    設立が全国に波及
    ワンダーフォーゲル本質論
    東と西のワンダーフォーゲル
    創部の経緯さまざま
    大量部員時代と組織化のあゆみ
第六章 隆盛期の活動
    年間活動
    山小屋の建設
    女子学生の進出
    資金集めの映画会など
    OB会の結成
    部報と部誌
    地域研究・地域活動
    盛んだった合ワン
    連盟活動
    登山史に大きな足跡
第七章 活動多様化の時代へ
    多様化がすすむ活動内容
    活躍が期待されているOB会
    昭和の記録『五〇周年記念誌』の数々
    未来へ向けて
第八章 大学以外のワンダーフォーゲル部
    高専などのワンダーフォーゲル部
    社会人のワンダーフォーゲル団体
第九章 ま と め

エピソード
①出口林次郎と歩行運動/②春日井教授と出口主事と明大人たち/③ユースホステルとの合併案があった/④ワンダーフォーゲル精神と福井正吉/⑤深田久弥の『瀟洒なる自然』/⑥「なため」の作者・小林 碧/⑦青少年育成運動と大島謙吉/⑧衝撃の新聞記事/⑨「甲府ワンドラー」の八〇年

あとがき/参考文献/人名索引/大学名・団体名索引
【巻末表】
1 学生登山とその背景 要約年表
2 創部の状況 一覧表

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内容説明

日本のワンダーフォーゲルは、いつどのように始まり、どのように発展していったのか? 山岳部とどこが違うのか? 学生登山に果たした役割とは? 

事実誤認もある発祥伝説を整理し、活動史の全貌とその意義をポジティブに評価する内容。大学ごと個別に語られてきた歴史も横断して俯瞰し、活動を牽引した春日井薫や出口林次郎らの功績も紹介する。

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