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日本の風穴

冷涼のしくみと産業・観光への活用

日本の風穴

明治時代に天然冷蔵庫として各地に造られた産業遺跡をまとめた初めての本。全国風穴リスト500箇所超が圧巻。

著者 清水 長正
澤田 結基
ジャンル 観光・地域・まちづくり
経済・産業 > 産業
出版年月日 2015/10/30
ISBN/JAN 9784772261166
判型・ページ数 A5・300ページ
定価 本体5,500円+税
在庫 在庫あり
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目次

日本の風穴分布(清水長正)
巻頭インタビュー 風穴の現代的意義(市川健夫先生に聞く)

第Ⅰ部 風穴とは
第1章 日本の風穴―その研究と過去の利用、現在から未来への利活用をめぐって(清水長正)
第2章 風穴のしくみ―然別風穴群と長走風穴での観測から(澤田結基)
◆コラム1 風穴の英語表現(澤田結基)

第Ⅱ部 風穴調査最前線
第3章 風穴がもたらした養蚕業の発展(伴野 豊)
◆コラム2 明治39年『風穴論』と柳澤巌(清水長正)
第4章 蚕種貯蔵風穴の歴史と制度(飯塚 聡)
第5章 風穴小屋の原形と変容の方向性(梅干野成央)
◆コラム3 風穴と氷室の違い(清水長正)
第6章 大館の風穴(鳥潟幸男)
第7章 風穴風の吹き出しと吸い込み(曽根敏雄)
第8章 草津・氷谷風穴での観測(永井 翼・和泉 薫)
第9章 富士風穴の氷穴に関する考察(大畑哲夫)
◆コラム4 富士山麓の洞穴を風穴と呼ぶわけ(清水長正)
第10章 稲核の風穴本元における温度観測と氷の消長(柿下愛美・清水長正)
◆コラム5 風穴の霧(鳥潟幸男)
第11章 鬼押出し熔岩の風穴群と湧水―冷たい湧水を探る(鈴木秀和)
第12章 北海道の風穴植生観察記(佐藤 謙)
◆コラム6 風穴と蝶(美ノ谷憲久)
◆コラム7 氷期の生き残りラウスオサムシ(須田 修)
第13章 東北の風に生息する希少種エゾヒョウタンボクの生育特性(指村奈穂子)
◆コラム8 風穴の冷温スポットが植物に与える地史的意義(池田明彦)

第Ⅲ部 各地の風穴だより
遠軽地域の風穴【北海道】山川信之/然別火山群の風穴【北海道】大西 潤/長走風穴の過去と現在【秋田県】虻川嘉久/湯沢の三関風穴【秋田県】佐々木進/中山風穴地【福島県】室井伊織/奥多摩の風穴【東京都・山梨県】角田清美/津南町の風穴【新潟県】尾池みどり/入沢風穴と風穴新聞【長野県】三石仁子・清水長正/上田周辺の風穴探索【長野県】塚原吉政/真田の氷平風穴【長野県】武捨直江/前田風穴沿革誌【長野県】解題 清水長正/風穴山の飯田風穴【長野県】片桐一樹/備後風穴【岡山県】澤田結基/笠山の風穴【山口県】森 淳子/阿波池田の箸蔵風穴【徳島県】清水長正/雲仙岳の風穴【長崎県】大野希一


第Ⅳ部 風穴へのとりくみ
第14章 世界文化遺産となった荒船風穴(大河原順次郎)
第15章 風穴熟成のまろやかな酒―鷹狩風穴の酒類貯蔵(傘木宏夫)
第16章 風穴の再発見から利用へ―荒島風穴で始まった商品開発(小川市右ヱ門)
第17章 風穴利活用委員会を立ち上げる―滝谷風穴をめぐる地域の動き(目黒常廣・佐久間宗一)
第18章 風穴を教育と普及に役立てる―大館の「長走風穴館」のとりくみ(鳥潟幸男)
第19章 クールスポットの新たな活用へ―第2回風穴サミットの舞台 八雲風穴(勝部 敦・坂田聖二)
第20章 全国風穴小屋サミットを開催する    (傘木宏夫)

あとがき
風穴にかかわる文献
全国風穴小屋一覧表(清水長正)
全国自然風穴一覧表(清水長正)

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内容説明

近代日本の養蚕業を支えた天然冷蔵庫「風穴」が破棄されて百年、各地に埋もれていた風穴を探りだし全国分布を明らかにし、ついに1冊の本となった。風穴が冷えるしくみから、養蚕業との関連、現代的な観光まちづくりまで、風穴のすべてがわかる本。

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