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魚食と日本人

水産と人・生活・地域のかかわり

魚食と日本人

日本人の食文化や産地の努力のエピソードを交えて、日本の水産業と魚食の明るい未来を語る。

著者 林 紀代美
ジャンル 経済・産業 > 産業
文化・歴史 > 文化論
出版年月日 2015/12/07
ISBN/JAN 9784772231749
判型・ページ数 A5・380ページ
定価 本体5,600円+税
在庫 在庫あり
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目次

はじめに
第Ⅰ部 魚食からみえる地域
第1章 魚食の地域性と平均化
1 「食べること」に注目する
2 平均化や地域差を見出す方法
3 購入内容の構成のばらつき
4 構成の類似性からみた都市区分とその分布
5 平均化の進展と地域差の残存とのあいだで 
第2章 魚食の普及と社会環境 ―沖縄の人びとはサンマをどのように受け入れてきたのか 
1 魚食の地域性とその背景に着目する
2 沖縄県の水産業および水産物購入・消費
3 サンマ・サケ商材の販売・消費動向
4 沖縄(琉球)でのサンマの普及過程
5 さらに食から地域・社会をみつめる 
コラム1 〝魚食い〟のまち・金沢 ―魚食の時間経過と地域性 

第Ⅱ部 魚食を支える活動と地域の役割
第3章 魚食を取りまく現状と課題 
1 資源を取りまく人と地域と社会
2 「魚を食べること」にかかわる環境や諸条件の変化と課題
第4章 魚食でつながる地域とその評価 ―「子持ちシシャモ製品」の開発 
1地域間の結びつきや各産地の市場での位置づけに注目しよう
2 カペリンの生産や利用の概観
3 カペリンの対日輸出活動の展開
4 子持ちシシャモ製品の加工・販売にみられる特徴と課題
5 食用カペリンの生産・貿易地域の特徴の比較
6 資源や地域の評価、役割に注目して
第5章 魚食にかかわる地域の努力 ―国産シシャモの事例から 
1 一方の「シシャモ」の資源活用は?
2 シシャモの生産と加工の展開
3 販売努力と消費者の購買行動
4 シシャモの流通の構造と課題、その後の展開
コラム2 魚食いろいろ
第6章 魚食をめぐる関係づくりとその変化 ―中国フグ輸入に注目する 
1 生産地域と消費地域とのかかわりあいに注目してみよう
2 中国におけるフグ養殖
3 中国フグの輸出と日本の輸入・取り扱い
4 中国フグの流通構造とその後の展開
第7章 魚食と産業 ―うちは「水産都市」です・・・
1 流通構造の多様さ、変容と水産業にかかわる地域の形成に着目してみよう
2 下関漁港本港で展開される集出荷活動
3 下関漁港南風泊分港で展開される集出荷活動
4 2000年代以降の下関漁港の活動や取り組みの変化
5 下関商港で展開される集出荷活動
6 下関漁港・商港の水産物流通の空間構造
7 「水産都市」下関のその後の展開、課題
コラム3 魚食と観光 

第Ⅲ部 魚食にかかわる学び
第8章 魚食との接点づくり ―近寄りやすい工夫
1 なぜ、接点づくりと「学び・伝達・働きかけ」に注目するのか? 
2 地域水産物の価値の向上と主体の役割発揮
3 消費者が立ち寄りやすく、購入しやすい地域水産物との接点づくり
4 実りある共生を実現する起点
第9章 魚食普及と見える化 ―「石川の朝とれもん」活動
1 魚食普及に取り組む意義や難しさに注目してみよう
2 金沢市中央卸売市場の「朝せり」の位置づけと県内支所の「朝セリ」の活用状況、地域分布の特徴
3 「朝とれもん」プロジェクトの概要
4 販売業者による「朝とれもん」活動・商材の「見える化」
5 消費者による「朝とれもん」活動・商材の認知状況
6 「見える化」の意義と難しさを振り返る
第10章 魚食と学校教育 ―どんな学ぶ機会が考えられるか? 
1 学校での学びで水産業に接近するチャンスに注目してみよう
2 どのような学ぶ機会や場があるだろうか?
3 学校と地域との協働による水産業・水産物を取り上げた「食」にかかわる学習の展開
4 学校教育で接近するよさと難しさ
コラム4 魚食と震災、地域の復興
コラム5 「食べない」資源活用 ―遡上サケの利用の多様化に注目しよう 

第11章 魚食にかかわる人々、地域、社会のつながりを考える
1 資源・消費の構造
2 「学び・伝達・働きかけ」による改善
3 さらに「魚食」をみつめ続ける

おわりに
参考文献
引用文献情報
索 引(事項索引/地名・地域名索引/水産物・製品名索引) 

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内容説明

魚を食べることでつながっていく、人・生活・地域を描き、私たち日本人にとっての魚食の重要性を見つめ直す本。各地の魚食文化、サンマ・サケの商品化、子持ちシシャモ・フグの輸入品と国産品、水産都市下関、石川中央魚市の活動、食育、まちづくり、観光、震災復興への貢献など、身近な魚の話題から水産業をめぐる地域の結びつきがみえてくる。

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