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微地形学

人と自然をつなぐ鍵

微地形学

日本の国土にみられる様々な微地形を取り上げ、環境・防災・人間関係の視点から分析。防災や環境保全の実例多数。

著者 藤本 潔
宮城 豊彦
西城 潔
竹内 裕希子
ジャンル 地理学 > 自然地理
地球科学・防災 > 地形
出版年月日 2016/03/31
ISBN/JAN 9784772271417
判型・ページ数 A5・372ページ
定価 本体5,800円+税
在庫 在庫あり
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目次

はじめに ―なぜいま微地形か?― 

序 章 日本の地形学とその関連分野における微地形の認識―主として湿潤温帯流域を構成する微地形をめぐって―(田村俊和)
<序章の小見出> 序章の序/若干の用語整理/微地形という地形学用語の初出と当時の用法/沖積低地の微地形に関する知見の集積と普及/扇状地や山間谷底を構成する微地形から読み取れるプロセスとイベント/崩壊発生位置や土壌との関係でみた斜面の微地形/微地形を通した地すべり運動のタイプ・履歴の解析/丘陵斜面とくに谷頭部をつくる微地形の分類・図示/谷頭部の微地形の形成と維持にかかわるプロセス/谷頭部の微地形の形成史から斜面の編年そして流域全体の地形発達史へ/序章の結び ―微地形研究の双方向的展開をめざして

第Ⅰ部 微地形と自然環境
総説1 植生研究における微地形の重要性(若松伸彦)
総説2 微地形分類に基づいた森林土壌の物理特性の推定と類型化(大貫靖浩)
総説3 マングローブ林の植生配列と微地形との関係およびその応用可能性(藤本 潔・宮城豊彦)
論説1 中部日本太平洋岸の里山植生の現状と微地形―ナラ枯れ被害を受けた愛知県「海上の森」の事例―(藤本 潔・小南陽亮)
論説2 仙台近郊の丘陵地における谷壁斜面スケールでみた里山植生と微地形(松林 武)
論説3 階段状微地形の成因 ―奥羽山脈南部御霊櫃峠の事例―(瀬戸真之)
トピック1 数値標高モデルを用いた地形解析と景観生態学研究への応用(松浦俊也)
トピック2 地形分類の手法による屏風ヶ浦海食崖の景観分析とその見せ方(八木令子・吉村光敏・小田島高之)

第Ⅱ部 微地形と自然災害
総説4 地すべり地形の危険度評価と微地形―地すべり地形判読を通して斜面をみる技術を創る工夫を振り返る―(宮城豊彦・濱崎英作)
総説5 考古遺跡からみた平野・盆地の微地形と自然災害(小野映介)
総説6 海岸平野の微地形と自然災害(海津正倫) 
論説4 堤内外の微地形に基づく自然災害分析(黒木貴一)
論説5 微地形分布から考察する津波で消滅した砂嘴の再生過程―タイ南西部パカラン岬の事例―(小岩直人・髙橋未央・杉澤修平・伊藤晶文)
論説6 中米・エルサルバドル共和国南部海岸低地における砂州の形成時期と巨大噴火の影響(北村 繁)
トピック3 防災・減災まち歩き ―微細な高低差を認識するために―(竹内裕希子)

第Ⅲ部 微地形と人間活動
総説7 世界の様々な気候帯における人間活動と微地形利用―狩猟,採集,農耕,家畜飼育からみた枠組み―(池谷和信)
論説7 乾燥-半乾燥地域の地形変化と農業的土地利用(大月義徳)
論説8 微地形と里山利用 ―伝統的炭焼きを例に―(西城 潔)
論説9 岩手県久慈地域にみられる近世の砂鉄鉱層採掘に伴う人工改変地形(吉木岳哉)
トピック4 マングローブ生態系における人間活動と微地形利用―ベトナム南部カンザー地区の事例― (藤本 潔)
おわりに ―微地形を見る目の重要性―(藤本 潔・宮城豊彦・西城 潔・竹内裕希子)

索引
著者紹介

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内容説明

「微地形」の見方・考え方がわかる本。植物生態・土壌・環境保全・防災・土木・農業・土地利用研究・考古・文化人類など、幅広い分野が対象。各論の冒頭に、「微地形をみると何がわかり、何に役立つのか」が数行で示されているので、応用・実務分野にすぐに活用できる。序論「日本の地形学とその関連分野における微地形の認識」(田村俊和)は30頁に及ぶ充実した内容で、基本文献として貴重な資料。

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