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森の日本文明史

森の日本文明史

スギ、ブナ、ナラ、マツなどの樹木と日本文化の関係を花粉分析や古環境復元による詳細データで検証し、定説を見直す考察を展開。

著者 安田 喜憲
ジャンル 自然・生態・環境 > 生態
文化・歴史 > 文化論
出版年月日 2017/03/30
ISBN/JAN 9784772281171
判型・ページ数 A5・406ページ
定価 本体5,500円+税
在庫 在庫あり
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目次

第一章 災害列島日本を守る森                       
一 地球環境危機の時代における歴史意識/二 災害列島日本/三 3・11 東日本大震災その時/四 森が危機から人々を救済した/五 巨大な災害は天才を生む

第二章 森と海の日本文化
一 森の旧石器文化の誕生/二 森と海の文化としての縄文の誕生/三 戦争のない平和な社会

第三章 スギの森と日本人
一 屋久島花之江河(はなのえご)湿原の花粉分析/二 ヒマラヤの形成とスギ科の隔離分布/三 日本の天然スギの分布/四 スギとともに人類は進化した/五 最終氷期の寒冷・乾燥気候にスギは堪えた /六 スギの時代がやって来た/七 スギと日本人のルーツ/八 最古のスギ板は一万年以上前に作られた/九 日本は稲とスギの王国だった?/十 庶民の清潔な都市生活と豊かな食生活を保証したスギ/十一スギのささやきを聞く

第四章 ブナの森と日本文明の原点
一 畑作牧畜文明と稲作漁撈文明/二 ユーラシア大陸のブナ属の隔離分布/三 ヨーロッパブナ林の自然史/四 日本のブナ林の自然史/五 二つのブナ林の種の成熟と適応力/六 ブナ林と未来の文明

第五章 ナラ林文化と照葉樹林文化
一 照葉樹林文化とナラ林文化の農耕/二 ホモ・サピエンスの進化と照葉樹林/三 照葉樹林文化の発展段階/四 ナラ林文化と縄文文化/五 クリ林が支えた高度な縄文文化/六 土偶はナラ林文化のシンボル/七 ナラ林文化の発展段階/八 東西二つの縄文の森

第六章 アカマツ林と里山の文化
一 枯れていくマツ/二 富士山が世界遺産になった/三 日本列島におけるアカマツ林の形成過程 
  
あとがき/初出一覧

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内容説明

日本人は縄文時代から樹木を利用し、家を建て実を食料としてきた。また、災害から守るために木を植え、森の恵みで環境を豊かにしてきた。さらに、世界遺産に登録されるほどの森を維持してきた。しかし、個々の樹木と日本文化の関係は意外にわかっていない。花粉分析や古環境復元による詳細データでこれらを検証していく。弥生人は杉にあまり接していない、ブナは氷期に発展していない、マツ枯れ対策への疑問など、定説を見直す考察を展開する。

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