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近世城下絵図の景観分析・GIS分析

近世城下絵図の景観分析・GIS分析

城下絵図に記載された景観要素や地図情報を歴史資料データと照合・分析し,各城下町における町割変化や居住者の実態を解明。

著者 平井 松午
ジャンル GIS・リモートセンシング > 研究と応用
文化・歴史 > 歴史
出版年月日 2019/03/30
ISBN/JAN 9784772231909
判型・ページ数 B5・298ページ
定価 9,240円(本体8,400円+税)
在庫 在庫あり
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目次

序章 近世城下絵図の分析と課題-歴史GISからのアプローチ-(平井松午)

【第Ⅰ部 近世城下町の町割と景観】
第1章 首里那覇鳥瞰図の年代設定と描かれた景観の虚実(安里 進)
第2章 絵図に見る臼杵城下町の変遷-絵図資料論の観点から-(岡村一幸)
第3章 長府城下町の重層的景観-古代国府・中世府中・近世城下町-(礒永和貴)
第4章 徳島城下町の町割変化-近世城下絵図の比較分析・GIS分析-(平井松午・根津寿夫・塚本章宏・田中耕市)
第5章 尾張犬山城下絵図の系譜とその特徴-17世紀後期における犬山城下町の空間構造-(山村亜希)
第6章 越後国新発田城下町絵図とそのGIS分析(堀 健彦・小田匡保・渡部浩二)
第7章 名所図会資料に対する歴史GIS分析(長谷川奨悟)

【第Ⅱ部 近世城下町の構造と空間変動】
第8章 佐賀城下町の空間構成とそのGIS分析の試み(宮崎良美・出田和久・南出眞助)
第9章 近世後期の佐賀城下町における町屋地区とその変容-竈帳と町絵図を用いたGIS分析の試み-(宮崎良美・出田和久・南出眞助)
第10章 城下町絵図からみた近世和歌山の構造-武家屋敷地域の空間編制とその維持をめぐって-(渡邊秀一)
第11章 水戸城下における17世紀中頃と19世紀中頃における禄高別拝領屋敷地の分布(小野寺 淳・田中耕市・永井 博・小橋雄毅)
第12章 明和6年(1769)の米沢城下と原方集落における家臣の屋敷配置-GIS城下図の分析を通して-(渡辺理絵・角屋由美子・小野寺 淳・小橋雄毅)
第13章 19世紀末の関東地方南部における天然痘罹患率・死亡率の都市村落間格差(川口 洋)

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内容説明

城下絵図に記載された景観要素や地図情報を歴史資料データと照合・分析することで,各城下町における町割変化や居住者(侍・町人)の実態を解明。従来の研究・定説の見直しを迫る。カラー口絵には首里那覇鳥瞰図や阿州御城下絵図,犬山城絵図,新発田御家中町惣絵図などの城下絵図に加え,GISを用いた町割・屋敷割の分析図を掲載。日本地理学会出版助成図書。

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