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新幹線は地域をどう変えるのか

フォーラム新幹線学2020

新幹線開業前の期待と開業後の現実、将来に向けての課題を整理。新幹線対策を最善のまちづくりにつなげるための方策とは。

著者 櫛引 素夫
ジャンル 観光・地域・まちづくり
観光・地域・まちづくり > 交通
出版年月日 2020/02/10
ISBN/JAN 9784772242158
判型・ページ数 A5・154ページ
定価 2,420円(本体2,200円+税)
在庫 在庫あり
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目次

第1章 新幹線のあゆみ
(1)概要
(2)長野新幹線
(3)東北新幹線(盛岡以北)
(4)九州新幹線・鹿児島ルート
(5)北陸新幹線
(6)北海道新幹線
(7)九州新幹線・西九州(長崎)ルート
(8)ポスト整備新幹線路線・リニア中央新幹線
第2章 新幹線をめぐる議論と混迷
(1)新幹線に関する論点
   巨大な条件変更
   新幹線が変えるもの:頭の中の地図とイメージ
   新幹線効果と開業効果
   新幹線のイメージと世界観
   あらざるを憂えず、等しからざるを憂う
   乗り換えと速達性、駅舎の位置
(2)新幹線をめぐる議論の混乱と整理
   終着駅効果の虚実
   新幹線駅前の呪縛
   駅は誰のものか?
   新幹線を利用する人利用しない人
   格差発生装置としての新幹線
   地域の“壁”発見器としての新幹線
   弘前は沿線か?
第3章 未来に向けて
   触媒としての新幹線:最良の新幹線対策は最善のまちづくり
   何もない駅前から生まれるもの
   最大の新幹線効果としての人・仕組みづくり
   ミスター新幹線の意味
   新幹線効果からMaas の向こうへ
   起爆剤とイノベーション、効果の検証
   必要条件と十分条件
   人口減少社会と行ったり来たり社会
   新幹線と言葉の作法
   絶えざる最適化と時間のスケール
   新幹線時代にどう向き合うか

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内容説明

★新幹線がやっと来た!それで地域はどうなった?

 《需要対応型》の東海道・山陽新幹線などに対し、整備新幹線はほとんどが《需要開拓型》。その大いなる期待は実現したのか。整備新幹線の沿線地域を対象に、開業前の期待と開業後の現実、将来に向けての課題を整理。新幹線対策を最善のまちづくりにつなげるための方策とは。

◎新幹線のあゆみ

主役はオリンピックだった:長野新幹線

なぜ南から造ったのか:九州新幹線

金沢独り勝ちの意味とは:北陸新幹線

青函交流圏の拡大を目指す:北海道新幹線

リニアはどこまで新幹線か:リニア中央新幹線

◎新幹線をめぐる議論と混迷

数分に1本の新幹線と1時間に1本の新幹線は別物

新幹線は地域活性化の起爆剤になったのか

開業効果はいつまでつづく

駅前に何もない新幹線駅は失敗か

新幹線が新たな地域格差を生む

◎未来に向けて

最良の新幹線対策を最善のまちづくりにつなげよう

何でもわかる「ミスター新幹線」が地域にほしい

何もない駅前だからこそ何でもできる

最大の新幹線効果としての人・仕組みづくり

新幹線はどんな社会をつくるのか

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