書籍情報
アジアの時代の地理学

アジアの時代の地理学
伝統と変革

編著者千田 稔 編
本体価格5,600円(税別)
ISBN978-4-7722-2004-0
判型A5判
頁数264ページ

★伝統的な地理思考によって,地域のあり方を見直す!

[主な内容]
東アジアとその周辺において,近代地理学を取り入れることによって,風水などに代表される,それぞれの地域が従来もっていた伝統的な地理学がどのように変容していったかを明らかにする。さらに,一つの文化共同体をささえる地域のあり方を,地理学から提唱しようとするものである。

[主な目次と執筆者]
第1部: 伝統地理学の足跡

 第1章: 「地理」の地理学−地理学の思想論的転回と風水思想の教育化に向けて (渡邊欣雄)
 第2章: 琉球における石敢當−那覇市首里地区を事例として (高橋誠一)
 第3章: マラッカ王国の地誌的検討 (南出眞助)
 第4章: 中国の伝統的地理思想と中国の空間構造 (秋山元秀)
 第5章: コンパスにみる近世日本の測量術の画期 (鳴海邦匡)
第2部: 地理学の近代
 第6章: 明治天皇をめぐる世界地理認識 (千田 稔)
 第7章: Religion of Geographyの系譜−『地人論』ノート (土居 浩)
 第8章: ミクロな日本とマクロな中国−近代地理学受容の多様性 (小島泰雄)
 第9章: 韓国における近代地理学の黎明期−張志淵の生涯と地理観を中心に (金ドゥチュル)
 第10章: 近代東アジアにおける地図製作技術の移転−日本を中心に (小林 茂・渡辺理絵)
第3部: 植民地時代とその後
 第11章: ベトナム地理学の展開と学界の組織化 (筒井由起乃)
 第12章: マレーシアにおけるアカデミック地理学のポストコロニアルな状況? (藤巻正己)
 第13章: 熱帯地理学の成立と欧米地理学者がみた東南アジアの稲作 (野間晴雄)
 第14章: 植民地下朝鮮の日本人地理学者と地理教育−砺波散村研究所所蔵浅香幸雄先生資料解題 (渋谷鎭明)
 付 編: 海外からの招待者の報告概要 (千田 稔)