書籍情報
国勢調査の文化人類学

国勢調査の文化人類学
人種・民族分類の比較研究

編著者青柳真智子 編
本体価格7,800円(税別)
ISBN4-7722-3043-2
判型A5判
頁数432ページ

★人種・民族分類を指標に世界22カ国の国勢調査を比較研究

[主な内容]
世界22カ国の地域の専門家の個別研究により,それぞれの国で人種や民族がこれまでどのように国勢調査のなかで規定され,分類されてきたのかを明らかにする。国勢調査は,国家政策や歴史やあるいは状況に応じて,国ごとに独自の方法で分類の項目を自在に変更し,自国民を人種や民族に組み分けていることがわかる。
日本学術振興会科学研究費補助金(研究成果公開促進費)交付図書。

[取り上げた国々と執筆者]
イギリス−−植民地の大宗主国 (青柳真智子)
ドイツ−−未完成の国民国家 (石川真作)
フランス−−国民国家の地域主義と移民問題 (宮治美江子)
スペイン−−地域と移民への配慮 (黒田悦子)
フィンランド−−サーミ統計にみる「母語」の把握と「民族」の把握 (葛野浩昭)
トルコ−−同胞として (石川真作)
日 本−−民籍の復活は可能か (青柳真智子)
ロシア−−アムール・サハリン地方の民族分類の変遷と民族意識の形成 (佐々木史郎)
中 国−−現代中国における「民族」の分類とその動態 (瀬川昌久)
ベトナム−−小中華の国家統合(樫永真佐夫)
フィリピン−−人種・民族概念の生成と変容 (合田 進)
インド−−カーストの周辺概念としてのトライブ・レイス (三瀬利之)
ネパール−−「カースト」と「民族」の連続 (石井 溥)
カナダ−−「人種」のゆらぎと隠蔽 (S.ヘンリ)
アメリカ合衆国−−揺らぐ境界・揺らがぬ境界 (竹沢泰子)
メキシコ−−先住民統治への国家の意志 (黒田悦子)
中央アンデス−−2種類の先住民と先住民運動 (木村秀雄)
スーダン−−部族・種族・言語集団をめぐって (大塚和夫)
ケニア−−国勢調査と超民族化現象 (松田素二)
オーストラリア−−国民の創出 (上橋菜穂子)
ニュージーランド−−「人種」からエスニック集団へ (内藤暁子)
パプアニューギニア−−モザイク状の民族分布 (栗田博之)