書籍情報
国土保全の思想

国土保全の思想
日本の国土利用はこれでよいのか

編著者石井素介 著
本体価格3,800円(税別)
ISBN978-4-7722-3101-5
判型菊判
頁数360ページ

★国土利用研究60年の遍歴から「国土保全の思想」を確立!

[主な内容]
私たちの生活舞台である国土の上で起こる災害や環境破壊−−その発生と被害の構造とは? 資源としての国土環境を護るために地域住民の関心と行動を促す意味で,国土利用の基本理念として“国土保全の思想“の確立を呼びかける。

[主な目次]
序論: 《国土保全の思想》とは何か
第1部: 国土保全論への旅の軌跡−戦後の災害頻発期に出発してからの半世紀
第2部: 戦後災害頻発期の調査活動−その現地体験から何を学んだか
 1.水害の地域諸類型とその事例
 2.渡良瀬川における水害問題の史的背景と利根川治水
 3.利根川下流の低湿地帯における治水・利水と土地改良の史的展開
 4.北陸の急流河川・常願寺川の治水と流域扇状地の土地利用
 5.伊豆半島・狩野川台風水害における農家被害の階層構造
 6.伊勢湾沿岸都市化地域における高潮被害の構造
第3部: 災害問題・資源問題を理論的に把握するための試論
 1.戦前・戦後初期における災害論の展開
 2.現代水資源問題の構造
 3.資源論についての批判的一考察
 4.ニューディール期米国の資源保全思想とその日本への受容
第4部: ドイツにおける「地域」の自立と国土空間整備の思想的基盤
 1.ドイツにおける水資源開発と地域住民の取り組み
 2.ドイツ農村整備政策の「環境」重視への路線転換
 3.「ラウムオルドヌンク」(国土空間整備)の思想と地域住民
 4.ドイツにおける「地域」思想の伝統と地理学の課題
第5部: 国土保全論の構築へ向けて
 1.災害論の再検討と資源保全論への視野拡大
 2.資源価値論をめぐる一つの基礎視角
 3.国土利用と地域社会の思想
 4.環境問題から地域の復権を考える
第6部: むすび−−国土保全の思想確立への課題