洪水と人間
その相剋の歴史
| 編著者 | 伊藤安男 著 |
| 本体価格 | 4,000円(税別) |
| ISBN | 978-4-7722-3129-9 |
| 判型 | A5 |
| 頁数 | 180ページ+カラー4ページ |
★輪中(わじゅう)はすごい! 安全・安心のための治水政策とは
[主な内容]
1997年の河川法改正で再評価された「輪中(わじゅう)」。河川の増水すべてを堤防で防ぎ止める従来の洪水対策では,いったん堤防が破れると濁流が集落を覆い尽くし,人々の暮らしに多大な影響を及ぼす。洪水を適度に地域に溢れさせコントロールすることで暮らしを守る。それが「輪中」の発想だ。
近世から現代にいたる治水思想の流れと輪中の意義,河川法改正以降の新事業として新たに構築された囲堤(集落を囲む堤防)の紹介など,輪中研究の第一人者が,木曽三川流域を中心に全国各地でみられる「人と水との闘い」の歴史をたどる。
[主な目次]
第1部: 現代によみがえる治水思想
第1章: 御囲堤の真実
第2章: 近世城下町と差別的治水策
第3章: 新規に構築された囲堤集落
第4章: 洪水常襲地域の変容とその住民対応
第5章: 治水工法からみた輪中の現代的意義
第2部: 木曽三川流域の治水誌
第1章: 蘭人工師デレーケの治水思想
第2章: 水屋・水塚・段蔵
第3章: 濃尾平野の形成と河道変遷
第4章: 輪中地域の外水災害とその住民対応
第5章: 悪水をめぐる対立と慣行
第6章: 輪中と悪水湛水
第7章: 輪中を支えた水防意識
