自然力を知る
ピナツボ火山災害地域の環境再生
| 編著者 | 吉田正夫 編 |
| 本体価格 | 2,500円(税別) |
| ISBN | 4-7722-4032-2 |
| 判型 | A5 |
| 頁数 | 135ページ+カラー8ページ |
★土壌が記録した火山災害地域の環境再生の秘密を解く!
[主な内容]
1991年6月15日フィリピン・ルソン島のピナツボ火山が噴火した。周辺地域は20cmもの厚さの火山灰に覆われ,その後何回もの火山泥流に襲われて5万ha以上が不毛の地と化した。
11年経った現在いまだに被害地は不毛だが,部分的に植生回復が始まった。自然力だ。火山噴出物から土壌が形成され,畑に野菜が育つまでには時間がかかる。生まれたばかりの自然力をどう理解するかが復興の鍵だ。
土壌に記録された自然現象の記録を土壌学,微生物学,地質学,地理学の方法で調査し,土壌の生い立ちと自然現象との関係を読み取り,持続的な農業の誕生へのシナリオを描く。三宅島を予測する環境学習には最適なサクセス・ストーリーだ。
[主な目次]
第1章: ピナツボ火山噴火と火山泥流による傷跡
第2章: 土壌図を用いた火山泥流被害地の迅速予測
第3章: 人工衛星から見た火山噴火被害
第4章: 火山泥流物質の土壌への成長そして発達
第5章: 火山泥流被害地における自然力の発見
第6章: 蘇る土の微生物
第7章: 火山からあふれ出た硫黄化合物と硫黄をめぐる微生物
第8章: 火山泥流堆積地の地下水を電気で探る
第9章: 噴火後の水の変化と人々の生活
第10章: 火山泥流災害地域の機能回復
