書籍情報
在来産業と家族の地域史

在来産業と家族の地域史
ライフヒストリーからみた
小規模家族経営と結城紬生産

編著者湯澤規子 著
本体価格5,400円(税別)
ISBN978-4-7722-4125-0
判型A5判
頁数248ページ+カラー4ページ

2010年度 日本農業史学会賞受賞!
★主役は女性! 明治〜昭和の三代にわたる結城紬生産の歴史を繙く

[主な内容]
明治以来今日に至るまで高い商品価値を維持し続けてきた結城紬。その生産を支える家族経営と女性労働力に焦点を当て,詳細なフィールド調査と丹念な聞き取りにより,ライフヒストリーからみた紬生産の変化および生産地域の変遷をたどる。歴史地理学・農村社会学の視点からの研究成果。

[主な目次]
第1章: 序 論
第2章: 結城紬生産地域の歴史的展開
 1. 結城紬生産地域の前史
 2. 生産地域の確立−明治中期〜昭和戦前期−
 3. 生産形態の推移と地域再編成−第二次世界大戦後−
第3章: 結城紬生産地域の構造と地域的特徴
 1. 産地内分業と紬生産における家族労働力の意味
 2. 絣柄の地域分化とその要因
 3. 縞屋による家内工業の組織化と生産地域の確立
 4. 生産地域の景観と暮らしの復原−紬生産の舞台−
第4章: 小規模家族経営の構造と論理
 1. 機屋の暮らしと家族労働力構成
 2. 織り手のライフヒストリーからみた家族内分業
 3. 技能の継承を支えるシステム
第5章: 暮らしの変化と紬生産地域への影響
 1. 女性三代のライフヒストリーからみた暮らしの変化と紬生産
 2. 専業機屋としての氏家家と賃機
 3. 昭和55(1980)年以降の生産縮小と社会的背景
 4. システムの崩壊と再編成の可能性
第6章: 結 論
 1. 結城紬生産地域の歴史的展開と地域的特徴
 2. 結城紬生産地域における家族の役割
 3. 家族の変化と結城紬生産地域の動向
 4. 日本における在来産業と家族
 5. 課題と展望