書籍情報
第三世界を描く地誌

第三世界を描く地誌
ローカルからグローバルへ

編著者熊谷圭知・西川大二郎 編
本体価格2,800円(税別)
ISBN4-7722-5049-2
判型A5
頁数274ページ

★地域研究者が描く新しい第三世界像を教育に生かす

[主な内容]
地理学畑の地域研究者が、フィールドワークから見た「第三世界」のいまを報告する。
第1部「多声的地誌への試み」では、各著者がフィールドで得た新しい視点からの地域像をわかりやすく述べる。
第2部「地域研究から地誌・地理教育へ」では、地域研究者の認識や成果を地誌や地理教育へ生かそうと試みる。
「語る/語られる」関係を乗り越える、新しい地域理解の形を示した一冊。

[おもな目次]
【第1部: 「多声的地誌」への試み】
第1章: パプアニューギニア、ブラックウォーターの人々の歴史と空間 −自然との「調和」でもなく、外部への「従属」でもなく−(熊谷圭知)
第2章: ポストアパルトヘイトにおける南アフリカの都市−スクォッター社会からみたケープタウン−(池谷和信)
第3章: カンポンのジャカルタ−首都再編にさらされて−(瀬川真平)
第4章: 植民地化の歴史からみたマレーシア都市−「複合民族国家」の都市再編−(生田真人)
第5章: 変貌するフィリピン−近代化政策がもたらしたもの−(梅原弘光)
第6章: トレス海峡諸島の地域社会−植民地システムと住民−(松本博之)
第7章: ネパール地域像の再構築−楽師カースト集団ガンダルバの表象と実践−(森本 泉)
第8章: カリブ海地域の地域像−ジェンダーの視点から−(石塚道子)

【第2部: 地域研究から地誌・地理教育へ】
第9章: モンゴル地域研究における記述革新−マルチメディアによる地誌記述の試み−(小長谷有紀)
第10章: インド農村の貧困と動態−地理教育の偏見とその克服−(中里亜夫)
第11章: 地誌と地理教育−日本の「地誌教育」は何をめざしてきたか?(中山修一)
第12章: 地域研究と地誌を結ぶもの−再び地誌学を検討する−(西川大二郎)