書籍情報
日本人の相対的環境観

日本人の相対的環境観
「好まれない空間」の歴史地理学

編著者小口千明 著
本体価格3200円(税別)
ISBN4-7722-6003-X
判型A5
頁数214ページ

★凶方位を吉とする地域,危険な岩場を好む海水浴・・その意味を読み解く

[主な内容]
犯罪,危険,邪霊にまつわるなどの理由で,人々に「好まれない空間」とされる場所がある。だが,行刑施設を核に発展した集落や,裏鬼門を吉とする風習,他人の汗のしみこんだ石風呂利用など,むしろプラスに評価される地域もある。こうした民俗事例を取り上げ,その分布域を示しながら,日本人にひそむ空間に対する主観的判断の実態を考察する。

[主な目次]
第1章: 研究目的および方法
第2章: 相対的環境の概念と「好まれない空間」
第3章: 罪に関連した空間(北海道の集治監と集落形成)
第4章: 凶兆に関連した空間<1>(家相研究:埼玉県の「富士向き」)
第5章: 凶兆に関連した空間<2>(沖縄の唐尺)
第6章: 邪霊に関連した空間(茨城県の虫送りと道切り)
第7章: 危険性に関連した空間(海水浴場の今昔)
第8章: 不快感に関連した空間(瀬戸内海沿岸の熱気浴)
第9章: 他界に関連した空間(忌言葉「ヒロシマへ行く」)
第10章: 結 論