書籍情報
病気の地域差を読む

病気の地域差を読む
地理学からのアプローチ

編著者加賀美雅弘 著
本体価格3,500円(税別)
ISBN4-7722-7009-4
判型A5判
頁数232ページ

★地域構造と空間的パターンの謎解きで「病気の分布図」を読む

[主な内容]
山形県に脳卒中が多い,コレラの分布図,マラリアの分布図など,病気の地域差を示す地図から読み取れるテーマは興味深い。病気と場所との関係をどうとらえるのか,病気の地域差を描いた1枚の地図から何を考えることができるのか,本書の課題は,こうした問いに対する答えを出すことにある。

[主な目次]
1: 本書の視角(病気に取り組んだ地理学者,本書の視角と構成)
2: 地域差を読む方法(構造とパターンを読む,変化する病気,地理的スケール)
3: 分布図と研究史(病気の生態,社会指標としての病気)
4: 日本の脳卒中(脳卒中死亡の地域差,病気の生態を規定する要因)
5: 山形県の脳卒中(脳卒中の推移と地域差,地域的要因,脳卒中の生態)
6: 徴兵検査の個票でみた病気(多様な健康状態,ペラグラと甲状腺腫の生態)
7: 死因でみた日本の地域差(地域差とその変化,病気の組み合わせパターン,地域の社会的特性)
8: 徴兵検査でみた中央ヨーロッパの地域格差(帝国の徴兵検査結果,健康状態の地域差、地域の社会経済的格差)
9: 教会簿でみた集落間の格差(資料としての教会簿,集落の特徴,集落の社会経済的変化)
10: 場所と結びついた病気(場所と健康,身体によい場所を求めて,幻想としての理想郷,地域の個性を考える)