琉球民俗の底流
古歌謡は何を語るか
| 編著者 | 吉成直樹 著 |
| 本体価格 | 2,800円(税別) |
| ISBN | 4-7722-8036-7 |
| 判型 | 四六判 |
| 頁数 | 238ページ |
★琉球列島文化の定説を問い直す
[主な内容]
琉球列島には「日本文化の古層」があるという。そこから多くの民俗学の「定説」が生まれた。
しかし、ニライ・カナイ信仰とは、古代から連綿と続く海のはるか彼方に対する信仰なのか。オナリ神信仰とは、本当に古い時代までさかのぼることができる信仰なのか。そうした問いをたて、16〜17世紀に琉球王府によって編纂された『おもろさうし』と呼ばれる古歌謡群を戦略的に読むと、「定説」の再考を余儀なくされることになる。
民俗と文学を結び、さらに琉球列島文化の諸領域を横断する知的成果。巻末の琉球・沖縄関連語彙解説が役に立つ。
[主な目次]
1: ニライ・カナイ信仰をめぐる問題群(海上他界、地下他界、ニライ・カナイの二面性、『おもろそうし』と地下他界)
2: 来訪神信仰をめぐる問題群(すで水と来訪神、地下から出現する始祖、来訪神と『おもろそうし』、メラネシアからの視線)
3: 御獄信仰をめぐる問題群(古代の葬所、天上の神、オボツと樹上葬、北方的文化要素群と琉球王朝、タケ信仰)
4: オナリ神信仰をめぐる問題群(男性が祈願する儀礼、オナリ神信仰は古いか、「オナリ」の由来、兄妹始祖神話)
