日本地理学会 海外地域研究叢書7
自然と共生する
メコンデルタ
| 編著者 | 春山成子 著 |
| 本体価格 | 3,500円(税別) |
| ISBN | 978-4-7722-8101-0 |
| 判型 | A5 |
| 頁数 | 168ページ+カラー4ページ |
★環境を保全しつつ,洪水も適度にやりすごす・・・近未来の生き方をメコンに学ぶ!
[主な内容]
近年日本に発生している豪雨・台風災害は,堤防嵩上げを中心とする従来の対策だけでは危険な様相を示唆する。ソフトインフラや構造物を伴わない対応が必要になった今,そのヒントがメコンデルタにある。
自然災害に柔軟に対応し,社会を維持してきたメコンデルタの土地利用計画や社会の仕組みを詳細に描き,メコンそして日本の「減災」を考える。
[主な目次]
序章: モンスーンアジアの自然災害研究
1.自然災害研究の意義
2.本書の目的
3.研究地域と研究方法
4.本書の構成
第1章: 東南アジアの自然環境
1.自然環境の枠組み
2.島嶼部の東南アジア
3.大陸部の東南アジア
第2章: 歴史空間をメコンにみる
1.文化の回廊としてのメコン川
2.ダム建設を回避したメコン
3.涙の土地
4.トレンサップ湖にみる水共生空間
5.水の帝國とメコンデルタ
第3章: デルタの洪水を衛星画像から抽出する
1.洪水解析の手法開発
2.洪水湛水図の作成
3.メコンデルタの地形解釈
4.洪水リスクの評価
5.洪水共生空間としてのデルタ
6.リスク管理にみるベトナム社会
第4章: 水陸共生空間のメコンデルタの農業
1.保全と開発の狭間でゆれるメコン
2.ベトナム領内メコンデルタの農業景観
3.カンボジアの農業景観と水文環境
4.カンボジアの稲作形態
第5章: 開発・保全とメコン
1.グローバルでローカルな河川
2.メコン川流域の自然・社会環境
3.洪水シミュレーションからみた将来のメコンデルタ
